X-CTU on Ubuntu 10.04 64bit

Funnel I/OにXBeeの設定を書き込むツールはいくつかありますが、私の調べたところ、X-CTUが一番便利で簡単そうです。しかし、X-CTUWindows版しか用意されていないので、下記ページを参考に、無理やりUbuntuで動作させてみたいと思います。
Buck Up Chinny: X-CTU with Linux


環境
Ubuntu 10.04 Desktop 64bit
・X-CTU 5.1.4.1


Wineのインストール


sudo apt-get install wine


X-CTUのインストール
こちらのページから、X-CTUの最新版をダウンロードしてインストールします。


wget http://ftp1.digi.com/support/utilities/40002637_c.exe
wine 40002637_c.exe


インストールが成功すれば、
アプリケーション > Wine > Programs > Digi > X-CTU
というメニューが追加されているはずです。


XBee Explorerを接続し、下記のコマンドで、ポートを確認します。
接続された時間の降順で表示されるので、一番上のttyUSBxxがXBee Explorerのポートになっているはずです。


$ ls -lt /dev/ttyUSB*
crw-rw---- 1 root dialout 188, 0 2010-05-06 08:38 /dev/ttyUSB0


ポート名は、Linuxでは、ttyUSBxxですが、WindowsはCOMxxという名称です。
X-CTUから通信を行うために、ここでは、ttyUSB0から、~/.wine/dosdevicesに、com10という名前でシンボリックリンクを作成しています。


ln -s /dev/ttyUSB0 ~/.wine/dosdevices/com10


X-CTUを起動し、
PC Settings > User Com Ports
を開き、COM10というポートを追加します。


これで、Ubuntuでも、X-CTUが使えるようになりました。


まとめ
X-CTUを閉じるたびに、追加したポートが消えてしまうというバグがあるので、若干面倒ですが、XBeeに設定を書き込むときと、電界強度の測定をするときぐらいしか使わないので、なんとか我慢できるレベルです。
その他は、今のところ問題ありません。